ネタバレ、感想です。
あらすじ
親や学校、全てにイライラして
不満ばかりの女子高校生の百合(福原遥)。
ある日、進路をめぐって母親と喧嘩し家を出て、
近所の防空壕跡に逃げ込むが、
朝、目が覚めるとそこは1945年の6月。
戦時中の日本だった。
偶然通りかかった彰に助けられ、
軍の指定食堂に連れて行かれる百合。
そこで、女将のツルさんや、勤労生のチヨ、石丸、板倉、寺岡、加藤たちと出会い
日々を過ごす中で、彰に何度も助けられ、
その誠実さや優しさにどんどん惹かれていく百合。
だが、彰は特攻隊員で、程なく命懸けで戦地に飛ぶ運命だった。
戦時中の日本に(太平洋戦争末期)タイムスリップした現代の女子高生と特攻隊員の青年の切ない恋の行方を描いたラブストーリー。
とにかく泣ける、感動して涙が止まりません。
・
今は便利で物が溢れかえっている現代。
戦時中は食べ物もあまりなく、主食が芋・・・。
米が貴重で着物と交換するレベル。
現代の生き方の悩みと、79年前の悩みのレベルの差が凄まじい。。
10代の若者が、国の為に特攻で命を捧げることが正義な時代。
昭和のこの戦争時代の男子平均寿命23歳。で戦国時代よりも短い。
特攻隊で飛行機に乗って相手の母船に自爆しに行くが、ほとんどの飛行機は船に辿り着くまでに撃墜されたらしい。(←他の戦争映画で見た。)
本当にたくさんの人達の犠牲の上で今の平和な世の中が存在していて、
そこで生きて行ける今の時代に感謝しなければならない。
太平戦争のみならず、争いごとは何処の国でも起きていて、
どちらも自分が正しいと思っているから、戦争は終わらないんだと思う。
実際、揉めている人達は作戦ねる側で、戦いに出るのは志願した民間人。
若くて特攻隊員なり命を落とした人がいつか平和な時代に転生して、
生きて欲しいと願います。
話、それました。
彰が出撃の日、百合は自分へ当てての手紙を発見し、彰に会いに行きます。
飛行機で飛び立つ彰の胸には百合の花が・・・キュン
その後、百合は気絶し、現代に戻ってきます。
母親がどんなに心配してたか、学校にも行き、嫌いな人にも自ら挨拶します。
戦時中に比べたらなんて幸せな世界なんだ。と実感し心を入れ替えます。
人は辛い経験を体験したり見たりすると、
本当考え方も、周りの見方も変わってきますよね。
学校の授業で戦時中のことが見れる所に行きます。
そこには・・・・
タイムスリップした時に一緒に過ごしていた特攻隊員の人達の名前があった。
手紙も展示してあり、「百合へ」の手紙を見つけてしまう。
そこには、彰からの最後のメッセージ。
「愛していました。幸せになって。さようなら。」の文字・・・
号泣して崩れ落ちる百合をみて私も号泣した。
・
何か今、つまらないな。とか、やりたくない。とか全てがイライラする。
って人、にオススメします。
今ある環境は当たり前じゃないし、今まで犠牲になってきた人達がいたから
今の平和な世の中になった。
純粋に、好きな人と一緒に入れて幸せな時間を過ごせるは当たり前な事ではないし、大切にしようと思った映画でした。